なんども通ってしまう『秩父』の3つの魅力

旅行

皆さん秩父はご存知でしょうか。
秩父山地に囲まれた埼玉県最西部の地方です。中心地の秩父市は、埼玉県内では最も広い市町村でもあります。

私は秩父が大好きで年に何回も(去年は3回、今年は既に3回)通っています。
そんな秩父の魅力は、ずばり「都心から近い」「自然の美しさ」「ご当地グルメ」です。
今回は秩父の魅力おすすめスポットをご紹介します。

こんな人におすすめ
  • 都心から日帰りでどこかに行きたい
  • 秩父に旅行予定で観光スポットを探している
  • 秩父にお得に行ける方法を知りたい

秩父の魅力

都心から近い

堀田真由さんの「ちょっとラビューで秩父まで」のCMでお馴染みの、西武鉄道の特急ラビューを使うと、池袋駅から西武秩父駅まで最速80分(1時間20分)で行けます。

都心から池袋までの移動を含めても、2時間程度で都心の喧騒とは別世界の、山々に囲まれた自然豊かなスポットに行けるのは大変魅力です。

ちなみに、池袋から秩父に向かう際は「秩父漫遊きっぷ」の購入をおすすめします。
西武秩父駅までの往復乗車券と、西武秩父駅前温泉/バス/レンタカーで利用できる「漫遊マル得クーポン」がセットになった切符です。

池袋駅発の場合の料金は2,230円ですが、クーポンが実質950円分なので、往復1,280円(通常は1,592円なので312円分おトク、特急は別料金です)で西武秩父駅まで行くことができます。

自然の美しさ

自然の美しい山々も秩父の魅力です。

飯能駅から西武秩父駅に向かっていくに従い、だんだんと広がってくる郷愁を誘う景色は秩父旅の魅力の1つでもあります。

秩父の名所の一つである武甲山は、石灰岩の採掘により山容の変化が著しく、武甲山が見えてくると秩父に着いたことを実感します。

ご当地グルメ

秩父ならではのご当地グルメもたくさんあります。

代表的なののだけでも「みそポテト」「豚の味噌漬け」「わらじかつ」「ホルモン焼き」「そば」「天然水かき氷」などがあります。

また、大抵のグルメが西武秩父駅から徒歩圏内でも楽しめますので、私はグルメを目当てにした半日・日帰り旅行にも気軽に行っています。

(おまけ)アニメの聖地

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(通称:あの花)に代表される、 秩父が舞台設定のモデルになったアニメ、秩父三部作(他に2作は『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』)の聖地にもなっています。

私が秩父に通うようになったきっかけも、あの花の聖地巡りであり、アニメと同じスポットに立ったときには感動すら覚えました。

特にあの花は、何度見返しても泣けるアニメ(最近ではテーマ曲の「secret base ~君がくれたもの~」が流れただけで泣きそうに)で、秩父に行ったときの楽しみが増えるので、未鑑賞の方はぜひ視てくから行くことをおすすめします。

おすすめのスポット

ここからは私が実際に何度も通っているおすすめスポットを「観光編」「グルメ編」「お土産編」に分けてご紹介します。

観光編

芝桜の丘(羊山公園)

秩父のシンボルである武甲山の麓の羊山公園に「芝桜の丘」があります。武甲山を望む芝桜の丘は大変美しく癒やされます

西武秩父駅から徒歩20分とまあまあの距離があります。また行きは上りとなるので、結構体力を使います。

4月中旬から5月初旬に見頃となり、桜に似た形の淡桃、赤、薄紫、あるいは白色の花を咲かせることから芝桜と名付けられたそうです。近くで見ると桜というより、普通の小さい花といった見た目です。

ちょうどGW頃に見頃となるため、毎年GWに家族で見に行っています。
隣接の広場で「ちちぶマルシェ」という秩父のご当地グルメ(みそポテトやわらじかつを始め、鹿や猪などのジビエもあります)やお土産などを販売しており、「芝桜見学→ちちぶマルシェで軽食」というのが我が家の定番コースとなっています。

三峰神社

関東屈指のパワースポットと言われている標高1,100mにある神社です。
三峯神社の由緒は古く、当山大縁起によると日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと伝わっているそうです。

西武秩父駅からはかなり距離があり、車で70分程度掛かります。駅から観光バスも出ており、料金は片道950円です。

拝殿は荘厳な雰囲気で圧倒されますので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
なお、拝殿のすぐ横にある敷石に水をかけると赤い目をした龍が浮かび上がります。平成24年の辰年に突然出現したそうで、待ち受けに設定すると運気が上がると評判だそうです。

長瀞の岩畳

秩父市からは少し離れていますが、長瀞の岩畳も名所の一つです。

岩畳は、結晶片岩の板のように剥がれやすい特徴である「片理(へんり)」(水平方向)と、地下深くから隆起した際にできた割れ目「節理(せつり)」(垂直方向)、そして荒川の侵食がつくった地形だそうで、パイ生地のような見た目の岩壁が特徴です。

岩畳では船に乗って間近で岩畳を見ることができ、迫力満点の岩壁は一見の価値があります。

グルメ編

野さか

秩父名物の豚みそ丼の有名店で、西武秩父駅から徒歩3分とアクセスも良いです。

昼11:00~15:00のみの営業で、いつ行っても行列ができています。バイクのツーリングで立ち寄っている方も沢山いらっしゃいます。コロナ渦はテイクアウトのみの営業でしたが、2023年2月に訪問した際は店内飲食も再開していました。

炭火で焼きあげた豚みそ漬けが非常に香ばしく、肉はロースとバラ肉の2種類を使用していますが、それぞれ違った味わいがあります。

行列していても、テイクアウトは店内飲食用の列とは別で購入できますので、店内飲食にこだわらない場合は、弁当も店内作り立てですし、並ばずに購入できておすすめです。

焼肉ホルモン一番館

秩父のソウルフードの1つホルモンの有名店です。
西武秩父駅からは徒歩で15分程度と若干離れています。メインの通りから行くと、途中にわらじかつの有名店「安田屋 日野田店」があります。

西武鉄道の「ちょっとラビューで秩父まで」のCMのロケ地にもなっていて、店内には堀田真由さんのポスターが貼ってあります。外観が昔ながらの地元の人が行くお店という雰囲気で、一見して観光客は入りにくい感じがしますが、ママさんが非常に良い方で気取った雰囲気は全くなく、居心地がよいです。

おすすめは、ホルモン9種類が入った「初めてのホルモンセット」(2023年4月訪問時1,600円)です。まずはこれとビールを頼んで、追加で好きなホルモンや牛焼肉、サイドメニューを頼むのがよいと思います。また醤油ベースでニンニクが効いたホルモンのタレが美味しく、ライスにもとても合います。

そば屋(多数あり)

秩父地方はそばの産地としても有名で、市内に沢山のそば屋があります。
私もいくつかお邪魔していますが、それぞれの店で違った特徴があり、そば屋巡りの楽しみがあります。私が過去に行ったお店です。

  • わへいそば(駅から若干距離あり、くるみダレが有名で2023年1月の訪問時は本格的な一品料理とのセットメニューのみでした)
  • 手打そば 武蔵屋(秩父駅近く、小麦粉入りのスルッと食べやすいそばです。そばがきやそば甘味などもあります)
  • そばの杜(古民家のような落ち着いた雰囲気です、わらじかつとのセットメニューがあります)
  • はなゆう(御花畑駅前の立ち食いそば屋さんです、7:30開店なので朝食利用もできます)

お土産編

肉の安田屋

大正5年(1916年)創業、秩父名物の豚肉の味噌漬けを購入できるお店です。

昔ながらお肉屋さんという店構えです。揚げ物の惣菜も販売していますが、すぐに売り切れてしまうようで私は購入したことがありません。

味噌漬けは他の店舗でも購入してみましたが、肉の安田屋さんのものが一番口に合いました。西武秩父駅の土産店でも購入できますが、お店・店員さんの雰囲気がよく、いつも店舗で購入しています。また店舗で箱なしにすると、少し安く購入することができます。店舗からの直接発送も可能です。

珍しい猪肉の味噌漬けも購入できますので、興味のある方はお試しください(自分的にはやっぱり豚肉がいいなという結論でした)。

水戸屋本店

こちらは秩父名物として有名な「ちちぶ餅」を製造・販売しているお店です。

小判型のシルエットでつぶあんが沢山入ったふわふわのお餅です。賞味期限が短いこともあり、秩父以外で売っているものは見かけません。

ちちぶ餅も西武秩父駅の土産店で購入できますが、本店では土産屋では扱っていない、ケーキなどの生菓子も扱っています。駅から徒歩10分程度で行けます。

西武秩父駅前温泉 祭の湯(物販エリア)

西武秩父駅に隣接している複合施設です。
土産物を扱っている物販エリア以外に、温泉エリアフードコートのエリアがあります。

冒頭で紹介した秩父漫遊きっぷのクーポンが利用可能で、レジで提示すると950円分の買物券として割引を受けることができます(ちなみに温泉エリア・フードコートでも利用可能です)。

秩父のお土産は大抵購入できるので、私は帰りの電車に乗る前に立ち寄って、まとめてお土産を買う際に利用しています。

注意点としては食品系のちちぶ餅豚の味噌漬け弁当類(豚みそ焼き、わらじかつなど)は夕方には売り切れていることが多いので、早めに確保しておくことをおすすめします。

個人的なおすすめは、丸山悦子さん(丸山牧場)の秩父バタークッキーです。
無添加で手作り感があってとても美味しく、秩父に行く度に購入しています。

まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか。

秩父は都心から2時間と近いわりに「旅行した感」を感じられる場所だと思います。今回は紹介しませんでしたが、秩父には他にも温泉や氷柱、いちご狩りなどの観光スポットもたくさんあります。

西武秩父駅の近辺を観光するだけなら、日帰りで十分に楽しめます。私も一日空いた日は、9時頃に出発して、秩父に着いてすぐ蕎麦屋でランチ、周辺を観光・お土産を購入した後に、夕方からホルモン屋で夕飯を食べて帰宅するプランをよくやっています。

手軽に近場で自然を感じられる場所を探している方は、ぜひ秩父に行ってみてください!

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