投資家による投資家のための手作りイベント「インデックス投資ナイト」に初めて参加しました。
今回はイベントに参加したきっかけや感想などをお伝えします。
参加のきっかけ
2022年から始めたインデックス投資です。
2022年にお金の勉強を初め、お金を「増やす」やり方として、投資、特に自分に最適なのは「インデックス投資」という結論に辿りつき、今では個人資産のかなりの部分をインデックスに投資しています。
インデックス投資のバイブルが『ほったらかし投資術』ですが、私は著者の山崎元さんと水瀬ケンイチさんに薫陶を受けており、水瀬ケンイチさんのブログ『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』で本日の開催を知り、オンラインで参加しました。
第一部 投資家座談会「インデックス投資家さん、いらっしゃい!」
インデックスブロガーによる座談会です。
内容は各ブロガーの現在の投資スタイルの話が中心でした。皆さんインデックスブロガーということもあり、基本的に投資先はインデックスとのことでした。
途中で新NISAの話題となり、皆さんの投資予定をお伺いできたのが興味深かったです。リアル会場で参加されていた方は、機会損失を無くすため、最速で1,800万の投資枠を埋める予定の方が多かったようです(私もその方針です)。
第二部 勉強会:おしえて金融庁さん!「新しいNISA」
金融庁で新NISAの制度設計に携わった、今井利友さんへのインタビュー中心でした。
単純な新NISAの制度の説明ではなく、制度設計の裏話が中心だったので、大変興味深かったでです。
特に投資可能額は、金融庁で決めたのではなく、政治判断で決まったとのこと。新NISAは、誰もが手放しで褒められる制度になっているので、今回の判断はグッジョブだと思います。
また途中「簿価残高方式」(購入時の金額で枠の再利用が可能)の話題となったのですが、今井さんの説明では、病気などで投資した商品を一時的に解約せざるを得なかったとしても、翌年から投資を継続できるようにしたとのこと。こちらも素晴らしい制度設計です。
第三部 パネルディスカッション:徹底討論!インフレ時代の資産運用
内容は「インフレ時代に取り組むべき資産運用とは?」「デフレの時代と何が違うのか?」などをテーマとした、参加者による討論です。
公式サイトとの比較だと、当初予定から変更になっているのは、この回の登壇者のようです。カンさん、小松原さんに加え、金野さん(元バンガード)とセロンさん(実行委員)が登壇されました。
討論の中で印象に残ったのは、以下の内容です。
- 金の価格上昇は、物価上昇率並みの利益
- 株式の期待リターンは、物価上昇率+金利+リスクプレミアム
- どんなときも航路(アセットアロケーション)を守ることが大事
- 不動産投資はリターン目的ではなく、おもてなし投資・コミュニケーション重視(金野さん)
アディショナルタイム インデックス投資家の皆さんへのメッセージ
経済評論家の山崎元さんからのメッセージです。
楽天証券のコラム「トウシル」などで、癌に罹ったことを知っていたので、登壇したお姿を見ただけで、目頭が熱くなりました。
当初は10分の予定だったようですが、30分近くに渡り、我々投資家に向けたメッセージを発信いただきました。
- 合理的で洗練されているのが、インデックス投資(自分はこの合理的という言葉が好きです)
- そんなインデックス投資を実践している投資家は、プライドと自覚を持つべき
- そんなインデックス投資家は、余裕を持って人に接する寛大さを持てるはず
- インフレでも資産運用は変える必要はない
- 「初心者なので(何も分からず)インデックス投資をやってます」ではなく、そんなに難しくないのだから自分で理屈を理解して欲しい
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近は文字通り「ほったらかし投資」を続けていましたが、今回のイベントに参加して、改めて来年からの新NISAに対する自身の対応方針や、アセットアロケーション(私自身は「現金+インデックス投資(オルカン)」ですが、その配分)を考える機会になりました。
本当はリアル会場で参加したかったのですが、今回は予定が合わず、やむなくオンライン参加となりました。来年はぜひリアルで参加したいと思います。
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