ITコンサルへの転職記録(内定承諾・退職調整編)

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今回は転職記録シリーズの最後「内定承諾・退職調整編」です。

前回カジュアル面談を実施した会社から、1社に絞り込んで選考を進め、3週間程度で内定をいただくことができました。

その後、内定をいただいた会社のオファー面談を受け、複数の観点で現職と比較し、最終的に入社承諾書にサインしました。また、現職に退職の意思を伝達し、1ヶ月の引き継ぎ、更に1ヶ月の有給消化を経て、会社を退職しました。

今回は、現職と比較したポイントや退職意思を伝えた順番、伝達時の注意事項気付いた点をお伝えします。

こんな人におすすめ
  • 40代で転職を考えている人
  • 転職活動に興味がある人
  • ITコンサルに転職したい人

現職との比較

最終面接の5日後にオファー面談があり、年収福利厚生業務内容等の説明がありました。

内定時点で入社意思を固めていたものの、複数の観点で現職と比較することしました。なぜなら、内定の喜びで冷静さを失っている可能性があり、入社後に後悔しないように熟考した上で、内定承諾したかったからです。

私が比較した項目は以下の通りです。

  • 会社情報(売上高、経常利益、経常利益率、資本金、社員数、上場区分など)
  • 給与・労働条件・手当(年収、賞与、みなし残業、平均残業時間、各種休暇・手当など)
  • 健康保険組合・休暇制度(どこの保険組合か、有給休暇日数、その他の休暇制度)
  • 退職金制度(企業型確定拠出年金、確定給付企業年金とそれらの事業主掛金)
  • 福利厚生(従業員持株会、資格取得や能力開発補助の有無、団体保険など)
  • 定年制度(定年年齢、役職定年の有無など)

各種手当や退職金制度など、現職が有利な項目があったものの、ITコンサルとしてチャレンジできるチャンスを逃したくないと思い、入社承諾書にサインしました。

退職の申し入れ

退職の申し入れですが、まずは直属の上司に意向を伝えました。

これはセオリーであり、上司は部下を管理する立場なので、もし仮に退職の話が他の社員から伝わったとすると、上司の気分を害し、退職調整が円滑に進まなくなる可能性があります。そのため、まずは上司に退職の意向を伝え、了解を得てから、その他の社員に伝えることにしました。

退職を伝える際のポイントは以下になります。

  • 退職を考えているという相談ではなく、決定事項として伝える
    ⇒相談と伝えると、当然引き止めの話になってしまいます
  • 退職届」ではなく、まずは「退職願」を提出する
    ⇒こちらもセオリーで、「退職願」を提出し(もしくは口頭で意思を伝え)、了承されたら「退職届」を提出します
  • 退職の明確な理由は伝えない
    ⇒例えば「こういう仕事をしたかった」と伝えると、プロジェクト変更部署異動などを提案され、引き止めの話につながるからです
    ⇒「まだ詳細は申し上げられないのですが、自分のキャリアを考えた結果です」などと答えるのが良いと思います
  • 転職先の名前は入社するまで明らかにしない
    ⇒例えば、引き止めや妬みなどからその企業についての悪評を吹き込まれる可能性や、何らかの妨害にあう可能性もあるので、基本は言わないことをおすすめします
    ⇒「入社後に改めてご報告します」などと答えるのが良いと思います
  • 現職に対するネガティブな話はしない
    ⇒退職後もビジネス上の付き合いができる可能性があるので、仮に不平不満があったとしても、言わない方がよいです(言っても何も得はない
  • 常に「意思の強さ」を表明する
    ⇒調整を通して「もう意思は固く、変わることはない」と相手(会社)に思わせることが重要です

有給消化

有給消化ですが、40日程度残っていたものの、1ヶ月で調整することにしました。

理由としては、有給取得は労働者の権利ではありますが、「現職と良好な関係を維持したかったこと」「年齢的にも新しい会社で早くチャレンジを開始したい」と思ったからです。

とはいえ、有給を全て消化しても関係維持はできると思いますので、正解はありません。

気付いた点

退職調整で気付いた点です。

  • 退職を決めたら、できるだけ早く伝える
    ⇒言いにくいと思いますが、延ばしても誰も得しません。早く伝えることで、会社は後任アサインや取引先との調整に入ることができます
  • 引き継ぎをしっかりやる
    ⇒3点目にも関連しますが、転職は個人の自由ですが、少なからず現職や自身が関わっている顧客に迷惑を掛けることになります。退職するとは言え、最後まで責任を持って引き継ぎすることが、ビジネスでは今後につながると思います
  • 辞める際は、上司やお世話になった人にきちんと挨拶をすること
    ⇒会社を辞めたとしても、今後転職先の会社と取引関係ができるかもしれませんし、今の時代は「カムバック採用」を制度化している会社もありますので、もし転職先が合わなかったときに、戻ってこれる選択肢を残しておくことは、人生上のリスクヘッジにもなります

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は現職との比較から内定承諾、退職調整時のポイント気付いた点をご紹介しました。

退職調整の結果、予定通り引き継ぎが完了し、1ヶ月の有休消化後に、無事ITコンサルの会社に入社しました。現職の最終出社日には、社長を含め、お世話になった方々への挨拶を行い、お互いに悪い気持ちはなく、退職できたと思います。

今回の情報が、皆さんの転職活動の際に少しでも参考になれば幸いです。

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